流れてきた画像を見て「この本読んだことあるな。なんて本だっけか」
Twitterより
シュレディンガー天才すぎるだろ… pic.twitter.com/gvd117ODyD
— サリンジャー (@feynman_1975) 2015, 9月 26
@slip001 小出昭一郎 『量子力学 I』
https://t.co/LqFrGmGQwM
https://t.co/QPHGiAW5P9
— インテリぼくさー (@boxeur0211) 2016, 1月 8
https://t.co/Tz4OTWRLc9
「ふつうの~」でググる。
どこぞのPDFがヒット。ほぼコピペと気付く。
参考文献は2冊。
その片方、小出『量子力学 1』の目次を見ると、§1.4が一致。
— インテリぼくさー (@boxeur0211) 2016, 1月 8
探し方
「ふつうの~」でググる。
素直に下線部: 「ふつうの波動方程式にド・ブロイの関係式を適当に組み合わせてもっともらしい形の式を出し」
でググる。
どこぞのPDFがヒット。
ほぼコピペと気付く。
上の記述ではいかにも方程式を導出したように思えるかもしれませんが,実はそうではありません.ふつうの波動方程式に de Broglie の関係式を適当に組み合わせて,それらしい形の式を出しただけです.これが電子の従うべき方程式であったらいいなと提案しただけなのです.
参考文献は2冊。
参考文献
[1]“量子力学”, 小出昭一郎著(裳華房,昭和44年).
[2]“分子・固体の結合と構造”,David Pettifor著,青木正人,西谷滋人訳(技報堂出版,1997)
その片方、小出『量子力学 1』の目次を見ると、§1.4が一致。
1 量子力学の誕生
1.1 量子論の始まり
1.2 行列力学の誕生
1.3 物質の波動論
1.4 波動力学の形成
1.5 量子力学の解釈
「1.4 波動力学の形成」は画像と一致。
元画像のページ数も15ページでそれっぽさがあるのでここで確定とした。
反省
最初から節タイトルで検索すれば良かったのでは?
クオートなし: シュレーディンガー, K.プルチブラム,江沢洋 (解説,翻訳)『波動力学形成史―シュレーディンガーの書簡と小伝』がヒットする
クオートあり: 小出昭一郎『量子力学 I』裳華房がヒットして一応確定はできるっぽい
雑多な感想
一般論
15ページ目は書籍の最初の方なので、Amazonで中身検索できる可能性がある
節タイトルは目次情報なので、国立国会図書館サーチとかで引っかかるかな?
試しに検索
簡易検索結果|「波動力学の形成」に一致する資料: 1件中1から1件目|国立国会図書館サーチ
からリンクをたどると
授業計画・概要 前期
1 ガイダンス
2 量子論の始まり
3 行列力学
4 物質の波動論
5 波動力学の形成~中略~
参考にはなるレベルか。
記事索引・目次・全文データベース | 人文科学 | 国立国会図書館
"Webcat Plus (国立情報学研究所) 帯文"とあるがWebcat Plusは連想検索のせいで雑すぎるんだよな。
素直にググる
ここで素直にググることに気付く:
おお、結構ヒットする。Amazonの目次情報も拾えるのはさすがである*1
文章・文体
小出昭一郎、俺の記憶だと若いわけではないはずなのに文体が古くない気がした。
よく読むと、送り仮名は「組み合わせて」(昔は「組み合せて」)と「果して」(今は「果たして」)が使われていた。前者は今風、後者は昔風の送り仮名。相殺されてる感w
まあこの版は改訂版(1990年出版)で、平成っぽく校正されているんだろう。
*1:site内検索ではPCサイトのデータは拾えなかった